アンディ・ウィアーとイシグロさん、ホーキング博士著作勝手にレビューしてみました。

皆さんこんにちは。

スティーブン・ホーキング博士の最後の著作（になってしまった…。）、
「ビッグ・クエスチョン　<人類の難問＞に答えよう」を読み進めながら、
昔から博士の本を色々読んで育って、色々な知識を得た私にはとてつもなく刺激的で、
あの独特の毒＝ブラックユーモア？を吐く語り方も好きなので、素敵本の仲間入りです。

宇宙に関連してはタイトルに書いた「プロジェクト・ヘイルメアリー」そして、
カズオ・イシグロさん著作「クララとお日さま」、この２冊。
どちらも本当に”出会えて良かった”素敵本。

2冊同時に買ってしまったので片方全く手付かずになって忘れてしまったり、
ほったらかしになったら嫌だなあと思い、購入するか迷いましたが、
立ち読みで結構なページ数読んでしまうほど、読みやすいし面白かったし、
何より「続きが気になった」ので買うしかないなと思い2冊購入した次第です。

プロジェクトヘイルメアリー

物語の展開のさせ方、各場面の細かい描写を登場人物にそれとなく語らせる手法、
ストーリーも「次はどうなる？」的展開盛りだくさんで読み進める手が止まりません。
プロジェクト…の方はララランドのピアニストの方、
ライアン・ゴズリング主演で映画化の話もあるみたいなので、読んでいる最中、
主人公はライアンで脳内再生されてますが、うん、あの人なら悪くなさそう。

読んでる割合は６：４でヘイルメアリーの方が読んでる時間多いのですが、それは僕が、
宇宙大好き人間だからです。Newton（Tech系雑誌）とかでも、「ブラックホール」とか、
「知的生命体」的な内容の時、「相対性理論」の特集の時に読んで一人感動。

E=mc2とか映画で出てきたら心ときめく訳ですが、ヘイルメアリーの作中にも科学オタク、
大喜びな単語や話題が頻出します。テクノロジー説明台詞盛りだくさんです。

しかし、未来のテクノロジーとかって訳じゃなくてあくまで現代寄りの、ってか、
現代の今の技術でカツカツやれそうなやり方で、
目の前の難題に立ち向かう主人公やその仲間たちのやり取りがアメリカンジョークたっぷり
で展開されるのがたまらなく面白い。と思いつつ下巻に突入しました。

クララとお日さま

カズオ・イシグロさんの”クララとお日さま”は、優しい文章、丁寧な語り口なんだけど、
どこか心がキュッとなる様な切ない気持ちになる、ってか全般なんか切ない。

クララはAIというか、作中の言葉を借りるとAF＝人工親友＝Artificial Friend、
いわゆるロボット的な存在なので、そのAFであるクララ視点の語り口でお話が進んでいく、
調無機質な語り方が切なくさせるのか。
キャッキャする様なストーリーじゃないので、意図的な工夫ならまんまとやられてますね。

我々人間の使う言葉で話し方なのだけれど、”無機質な感じ”を文章や単語の言い回し？
間で表現してるのかな？カズオさんの技術なんでしょうねきっと。
うまいこと説明できないのですが、最初から最後まで、この無機質な感じが周囲の人間、
登場人物との会話以外でずっと感じたのでこれが「切なさ」の正体なのかと思いました。

カズオさん作品「私を離さないで」は、映画で観ましたがこちらも良い作品でした。
主演のキャリー・マリガンも好きです。キャリー主演作品の新作、
「プロミシング・ヤング・ウーマン」も楽しみです。

最近よく手に取って読んでいた本は自己啓発っぽい本が多かったんですが、
飽きちゃったかな（苦笑）何冊も読んでたら大体構成も言いたいこともなんとなく、
巻末に至るまでに分かるし、プロフィール→プロフィール深掘り→著者の経験則からの注意点。
そして著者が辿り着いたビジネステクニックの因数分解を章ごとに→んで”まとめ”みたいな。

純粋な読み物、小説を読み進める事の楽しさ、面白さ、読んでて原点に帰った感じです。
「勉強じゃない」＝”純粋読書”、やっぱり良い時間、好きな時間の過ごし方です、僕にとって。

生活習慣が変わり、17時半にはもう仕事場から出て夕食の買い物。
19時半には夕食も終わり自分の好きに時間を使える様になってから趣味の時間、読書、
ゲームやらネットで色々情報収集したり、有意義な時間を過ごせてるお陰です。

その有意義な時間の中で、映画も漫画、想像力やイメージを掻き立てられる読書。
読んでる時間、読むための本を探している書店での時間。素敵時間、至福のひと時。

これらの本を読みつつ、2月17日に発売される「東京卍リベンジャーズ」の最新刊も、
かなり楽しみな私でした。

僕ですか？好きなキャラは松野　千冬ですね。
あんな奴が隣にいたらダチ公一直線です。アツい、アツすぎる。
その東京リベンジャーズもそろそろ終盤。
伏線の回収きっちり終わらせて、綺麗にまとめて終わって欲しい！好きな漫画だけに！！

最後に、冒頭でご紹介した、ホーキング博士のビッグ・クエスチョン10個の項目。
下に書いておきますので、１ー10の中で気になるテーマがあれば手に取って見て下さい。
宇宙に興味があんまり無くても楽しめる内容だと思いますので！

ホーキング博士【10のビッグクエスチョン】

1. 神は存在するのか？
2. 宇宙はどのように始まったのか？
3. 宇宙には人間のほかにも知的生命が存在するのか？
4. 未来を予言することはできるのか？
5. ブラックホールの内部には何があるのか？
6. タイムトラベルは可能なのか？
7. 人間は地球で生きていくべきなのか？
8. 宇宙に植民地を建設するべきなのか？
9. 人工知能は人間より賢くなるのか？
10. より良い未来のために何ができるのか？

それでは皆さん、また！